遺言書が必要な人はこんな人!悔いのない人生のために!
遺言書はどのような人に必要なのでしょうか?
お子さんのいない夫婦や、
正式な婚姻届出を出していない事実婚の場合はもちろん必要ですが、
相続人がいない「おひとりさま」や、
身近に親族が暮らしていない「おひとりさま」についても、必要だと思います。
相続が開始した後に、
周囲に対してもトラブルや危険が生じないようにしておくことは、
現代社会に生きる者にとって、ある種のエチケットではないでしょうか。
日本の社会も人口減少に転じ、「少子高齢化」が叫ばれています。
特に不動産をお持ちの方は、
その不動産が将来誰がどのようにしてその不動産を活用するのかを、
真剣に考える時代になっています。
売れる不動産であれば特定の相続人や受遺者に承継させて、
場合によっては売却することで、
相続人間の相続財産の調整を図ることもできます。
地方の売れない土地の場合は、
将来の使い手を生前に探しておくことが必要です。
所有者不明土地が九州の面積を超えてしまったという現在、
やはり各人が真剣にお持ちの不動産の将来を考えて、
遺言書に託すことが必要なような気がします。
「負」動産となってしまった場合は、
承継する者に、それなりの資産を渡すことも必要でしょう。
また、相続人のいない「おひとりさま」の場合、
自分では死後の事務処理
(葬儀・お墓・様々な契約の解約手続き、不動産の名義書換等)
はできません。
生前にしかるべき人を見つけて頼んでおくことが必要になります。
その人に対して、死後事務をお願いする代わりに相続財産の一部、
又は全部を遺贈することも考えておく必要があります。
また、次世代に対してエールを送る意味で、
社会貢献のための「遺贈・寄付」を考えている人も増えています。
遺言書には自分の生きた証という側面と、
未来に対しての責任という側面があります。
悔いのない人生であったといえるためにも、
未来に託する遺言書を作ってほしいと思います。
遺言書なんて、自分には関係がないと思っている人も、
今一度、ご自分の相続について考えてみてはいかがでしょうか?
相続についてもやもやしている方は、お気軽にご相談ください。