超高齢化社会の現状。セカンドライフについて考えたことがありますか?

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「平成28年簡易生命表によると、

2016年の日本人の平均寿命は、

男性が80.98年女性が87.14年ということです。

 

総人口1億2659万人に占める65歳以上の割合(高齢化率)は、

27.8%という結果でした。

平均寿命は男女ともに香港に次ぐ第2位で、

高齢化率は、世界のトップを独走しています。

 

戦後の1940年代後半には男女ともに60年に届かなかった日本人の平均寿命は、

1956年から60年間で、男性は17年、

女性は約20年も長寿化しています。

 

2016年の65歳時の平均余命は男性19.55年、女性24.38年で、

この40年間で男性は約6年、女性は約8年延びたことになります。

 

つまり、65歳で退職してセカンドライフに入った場合、

男性で約20年、女性で25年もの長い間生活をしていくことになります。

 

この統計の結果からみても、

元気なうちに、老後の3本柱である

「生きがい」「健康」「マネー」について、

何らかの対策を考えておく必要があると思います。

 

そういった意味においても、

早い内からエンディングノートを活用して、

老後に備えておくことをお勧めします。

 

ヤマノ事務所はオリジナルエンディングノートをご用意して、

あなたのセカンドライフを応援します。

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遺言書が必要な人はこんな人!悔いのない人生のために!

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遺言書はどのような人に必要なのでしょうか?

 

お子さんのいない夫婦や、

正式な婚姻届出を出していない事実婚の場合はもちろん必要ですが、

相続人がいない「おひとりさま」や、

身近に親族が暮らしていない「おひとりさま」についても、必要だと思います。

相続が開始した後に、

周囲に対してもトラブルや危険が生じないようにしておくことは、

現代社会に生きる者にとって、ある種のエチケットではないでしょうか。

 

日本の社会も人口減少に転じ、「少子高齢化」が叫ばれています。

特に不動産をお持ちの方は、

その不動産が将来誰がどのようにしてその不動産を活用するのかを、

真剣に考える時代になっています。

売れる不動産であれば特定の相続人や受遺者に承継させて、

場合によっては売却することで、

相続人間の相続財産の調整を図ることもできます。

 

地方の売れない土地の場合は、

将来の使い手を生前に探しておくことが必要です。

 

所有者不明土地が九州の面積を超えてしまったという現在、

やはり各人が真剣にお持ちの不動産の将来を考えて、

遺言書に託すことが必要なような気がします。

 

「負」動産となってしまった場合は、

承継する者に、それなりの資産を渡すことも必要でしょう。

 

また、相続人のいない「おひとりさま」の場合、

自分では死後の事務処理

(葬儀・お墓・様々な契約の解約手続き、不動産の名義書換等)

はできません。

生前にしかるべき人を見つけて頼んでおくことが必要になります。

その人に対して、死後事務をお願いする代わりに相続財産の一部、

又は全部を遺贈することも考えておく必要があります。

 

また、次世代に対してエールを送る意味で、

社会貢献のための「遺贈・寄付」を考えている人も増えています。

 

遺言書には自分の生きた証という側面と、

未来に対しての責任という側面があります。

悔いのない人生であったといえるためにも、

未来に託する遺言書を作ってほしいと思います。

 

遺言書なんて、自分には関係がないと思っている人も、

今一度、ご自分の相続について考えてみてはいかがでしょうか?

 

相続についてもやもやしている方は、お気軽にご相談ください。

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「所有者不明土地」問題。あなたの土地は大丈夫ですか?

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東日本大震災の復旧・復興事業の中で、

「所有者不明土地」の問題が、一気に表面化しました。

この問題が生じる原因は、

相続登記がなされないままに放置されている土地の実態が、

思った以上に多くあるためです。

 

国土交通省による平成28年の地籍調査によると、

不動産登記簿上で所有者の所在が確認できない土地は、

全体の約20%と言われています。

 

全国の10カ所で10万筆の土地を、法務省が調査したところ、

最後の登記から50年を経過している土地の割合は、

大都市で6.6%、

大都市以外では26.6%。

 

なんと4件に1件以上の土地が、

相続登記がされないまま、

50年以上も放置されていると判明したのです。

 

一般社団法人国土計画協会の、

「所有者不明土地問題研究会」が公表している調査結果によると、

平成28年時点での全国の所有者不明土地の割合は20.3%、

面積にして410万haに達しており、

九州の面積368万haを軽く上まわっています。

 

このままいくと、2040年には約720万haとなり、

所有者不明土地だけで、

北海道の面積(約780万ha)に近づくと言われています。

 

この問題を解決するために法務省で検討されている事項は、

①相続登記の義務化、

②土地の所有権を放棄する新たな制度の創設です。

 

①については、仮に罰則を設けたとしても、

地方に親が住み、

都会に子らが出て行ったきり帰ってこない状況下で、

しかもその土地が売れない場合は、相続放棄をする他に術がありません。

効果は期待できそうにないと考えます。

 

②についても、相続の放棄(民法915条)以外には、

現行法上土地の所有権を放棄することはできないのですが、

所有者が放棄するような売れる見込みがない土地を、

国が見返りもないまま受け取るとは思えません。

 

わたしが裁判所書記官時代の話ですが、

相続財産管理人から引き継いだ土地を、

財務局がいろいろと口実をつけて受け取らない実態を、

何度も目の当たりにしてきました。

よい方向に向かうとは、到底思えないのです。

 

相続登記が伸び悩んでいる現状を、

なんとか打破したいということは分かります。

 

法定相続情報証明制度や自筆証書の方式の緩和、

法務局での自筆証書遺言の保管制度、

いずれもこの問題の解決のための方策なのでしょうが、

有効な手段となるのか疑問です。

 

 

 

土地の相続で不安がありましたら、

ヤマノ事務所にご相談ください。

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平成30年(2018年)度の公正証書での遺言件数は?

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日本公証人連合会のHPによると、

平成30年(2018年)度の遺言公正証書の作成件数が、

11万0471件と発表されました。

 

これは多いのでしょうか?

それとも少ないのでしょうか?

 

公正証書での遺言は、

平成26年に10万件を突破して、ここ4年間は、

平成26年に10万4490件、

平成27年に11万0778件、

平成28年に10万5350件、

平成29年に11万0191件と、

10万件から11万件時代に突入しています。

 

ちなみに、

平成20年では、7万6436件であったものが、

平成24年に8万8156件となり、

平成25年には9万6020件と大きく作成件数が伸びました。

キーポイントはこのあたりでしょうか。

 

諸外国では当たり前のように遺言書が認知されています。

というか、遺言書がなければ、相続が進まないのです。

 

ようやく日本でも、

遺言書の必要性が広まり始めたのでしょう。

 

相続法が改正され、

自筆での遺言書を保管する制度が2020年7月より始まります。

 

遺言公正証書と自筆での遺言書が、

どのように使い分けられるのかをしかっりと見守っていきたいものです。

 

相続を原因とする不動産の移転登記の件数が伸び悩んでいます。

とっくの昔に死んでしまっている名義人のままの土地が多く存在し、

これが「所有者不明」土地の問題へとつながっていくのですが、

現在、「所有者不明」土地の総面積が、

九州の大きさを超えてしまっていると言われています。

相続登記を促進させる意味においても、

遺言書を活用して、不動産の円滑な承継を考えたいものです。

 

遺言書に興味がありましたら、

是非ヤマノ事務所にご相談ください。

 

貴方に最適な遺言書や、スムーズな相続のご提案をさせていただきます。

 

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シニア世代の相続、遺言、終活をサポートします

はじめまして。

 

山口県宇部市行政書士をしている山野和民です。

 

このブログは、50代以降のシニア世代に向けた、

相続、遺言、終活をメインテーマにしています。

 

わたしは家庭裁判所に20年勤務していました。

その知識と経験は、誰にも負けていないつもりです。

 

法律とマネーを中心に、

セカンドライフを生きていくうえでの、

最新で有益な情報を提供していきたいと考えています。

  

少々マニアックな部分もありますが、出し惜しみはいたしません!

ご興味がありましたら、しっかりがっつり読んでいってくださいね。

 

ついでにうちの事務所の看板猫2匹が、

癒し効果を狙って時々登場します。

 

2019年は、相続法が大幅に改正されます。

この改正に伴う情報も発信していきたいと考えています。

 

猫ズ共々、どうぞよろしくお願いします。

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モフモフな子が空豆。白黒の子が黒豆。

 

ソラちゃん、クロちゃんと呼んでいます。

 

2匹とも保護猫のミックスです。

 

ヤマノ行政書士事務所は、保護猫活動を応援しています。

 

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